がん検診受診率 前橋市が1位


前橋市は、国が推奨する全5種類のがん検診(胃・肺・大腸・子宮・乳がん)の受診率(2018年度)が、政令指定都市や中核市の中で1位だったと発表した。前橋市の1位は3年連続となる。市健康増進課によると、同市では2012年度からがん検診の受診料を無料にしているほか、各地の公民館などを利用した集団検診を実施。大病院に限らず、検診を行える診療所の数が多いことも受診率を押し上げたと分析している。がんによる死亡率が特段低いわけではないが、早期発見につながり、手術時の苦痛軽減につながるなどの利点があるとみている。各種がん検診は、例年5月~2月末に行われるが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、個別検診は7月、集団検診は8月からの実施となっており、受診者も少ない傾向があるという。感染への不安を取り除くため、従来は朝一番の受診を狙って不特定多数の人が集まる集団検診を、30分ごとに人数を制限して実施しており、同課の担当者は「待ち時間が少なくて、例年よりも快適。できる限り受診してほしい」と呼びかけている。

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