医療職に興味を持ってもらおうと、七尾市富岡町の恵寿総合病院は二十一日、七尾高校（同市）の生徒を対象にした「オンラインツアー」を開いた。院内でスタッフらが仕事内容を実演し、魅力ややりがいを語るのを、インターネットのビデオ会議システムを通じて同校で生徒らが視聴した。新型コロナウイルスの影響で、病院が出前講座を開いたり、生徒の訪問を受け入れたりするのが難しいため、オンラインで開催。医療職に興味のある一〜三年計三十六人が参加した。ツアーは三部構成。「内視鏡を見てみよう」と題した部では、医師が人形の内部に内視鏡を挿入。カメラで体内を写しながら部位を説明したほか、機械で異物に見立てたおもちゃを取り除く様子を実演した。採血や注射、作業療法士らによるリハビリも実演した。外科に興味があったという池島阿純（あすみ）さん（三年）は「内視鏡はカメラで体内を見るだけだと思っていたが、物を取り除くことができるのは知らなかった。内科も面白いなと感じた。視野を広くして、さまざまな分野について学びたいと思った」と語った。（稲垣達成）関連キーワード

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