自主的PCR検査に1万円補助 市医師会に委託 指宿


指宿市は21日、新型コロナウイルス感染症対策として、25日からPCR検査を自費で受けた市民に1万円を補助すると発表した。21日、費用2100万円を盛り込んだ予算を専決処分した。市は、こうした補助は県内では他に例がないのではないかとしている。市医師会(宮薗尊仁会長)と委託契約を結び、来年3月31日まで実施する。行政検査対象外の人を積極的に検査することで、無症状の感染者を早期に発見し市中感染を予防する。市医師会によると、市内でのPCR検査は風邪を診察する主要病院約20カ所でできる。費用は2万5000円程度で、補助を除く約1万5000円が自己負担となる。かかりつけ医に電話で相談し、検査できる機関を案内してもらう。会見した宮薗会長は「濃厚接触者の家族や、高齢者に接する医療・介護の従事者も検査を受けることで安心してもらえる」と強調。豊留悦男市長は「市民の不安解消につなげていきたい」と話した。

関連記事

ページ上部へ戻る