国内初、コロナ母子感染か=健康状態に問題なし―小児科学会


日本小児科学会は23日までに、新型コロナウイルスに感染した妊婦から生まれた赤ちゃんで、感染が確認されたとする報告書をまとめた。母子感染とみられる報告は国内初。赤ちゃんの健康状態に問題はないという。
 同学会は昨年9~10月、全国の小児科のある施設に調査を依頼し、1124施設から回答を得た。感染した妊婦を受け入れられるのは334施設で、昨年8月末までに31施設が実際に受け入れ、妊婦52人から赤ちゃん52人が生まれた。
 このうち赤ちゃん1人(1.9%)が出産直後の検査で陽性が判明した。母体内で感染した可能性があり、海外でも数%の割合で母子感染が報告されているという。 (C)時事通信社

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