日本光電が人工呼吸器を増産、政府の要請受け


群馬県の工場で2019年度から生産しているマスク型の人工呼吸器を増産する。従来の生産能力は半年で180台程度だったが、部品の発注量を増やすなどして今後6カ月以内に計1000台を生産できるようにする。日本光電によれば、新型コロナウイルスに感染した患者の治療には、気管にチューブを挿入するタイプの人工呼吸器が使われることが多い。日本光電はマスク型の供給量を増やすことで、医療機関が保有している気管挿入型を優先して新型コロナ患者の治療に振り向けられるとしている。同社はマスク型人工呼吸器の国内唯一のメーカー。気管挿管型の人工呼吸器については、ハミルトンメディカル(スイス)から輸入販売している。

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