コロナ薬「強制実施権」浮上 公共性重視で特許に制限


各国の製薬会社が新型コロナウイルス感染症のワクチンや治療薬の開発を急ぐなか、薬の特許権に制限をかけようとする動きが相次いでいる。途上国の政府などが、特許技術を第三者が許可なく使える「強制実施権」の発動を検討し、メーカーに安く薬を供給することを促している。「公共の利益」を守るための伝家の宝刀だが、新薬メーカーへの打撃も大きい。非政府組織(NGO)の「国境なき医師団」は3月下旬、「新型コロナ治療薬…

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