未成年者のコロナ感染、8割弱が家族から 症例をDB化


新型コロナウイルスに感染した未成年者の感染経路の8割近くが「家族」だったことが、全国の小児科医が診察した約320症例のデータベースから明らかになった。子どもの主要な感染ルートが家庭内であることが裏付けられた。感染経路は「家族」が213人で76%を占め、「学校関係者」が16人(6%)、「幼稚園・保育所関係者」は19人(7%)で、「家庭教師・塾関係者」が3人(1%)、その他が28人(10%)だった。また、治療については、薬の投与なしで回復している例がほとんどで、約半数が無症状での発症だった。調査対象は、今年1月以降に新型コロナに感染した0~19歳。年齢や基礎疾患の有無、感染経路、症状、治療内容などについて全国の小児科医が任意で入力した情報を元に厚生労働省の研究班と日本小児科学会が協力してデータベースを作成し、11日時点で約320症例が集まった。厚労省の集計では、今年1月以降で新型コロナに感染した未成年者は9日時点で5192人いる。研究班のメンバーで、聖マリア…

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