メドレー、薬局向けシステム提供 オンライン対応


オンライン診療システムなどを手掛けるメドレーは、調剤薬局の窓口業務を効率化するシステムの提供を始めた。患者はオンライン診療を受けてそのまま薬局に服薬指導を申し込み、後日自宅で薬を受け取るといった手続きをスマートフォンアプリからできるようになる。すでに1800の調剤薬局から利用の申し込みがあるといい、全国で薬局の開拓を進める。メドレーが提供するのは「Pharms(ファームス)」。クラウド型のサービスで、同社が提供するオンライン診療アプリ「クリニクス」と連携する。患者は、オンライン診療を受けた後にアプリからファームスを導入している薬局に服薬指導や調剤を予約できるようになる。薬局は医師が発行した処方箋情報の共有を受けて、ビデオ通話で服薬指導を行った上で必要な薬を患者の自宅などに配送する。予約や決済の管理、処方箋情報の共有を一括で管理しやすくなることが特徴だ。「調剤薬局大手のクオールホールディングスが全800店舗で導入を決定するなどの申し込みがある」(メドレー)という。コロナ禍で急きょ初診から解禁されたオンライン診療は今後普及する見通しで、薬局側の受け口も広げていく考えだ。

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