不正報酬1億8千万円 旭医大元教授、本紙公開請求で判明


【旭川】旭川医大(吉田晃敏学長)の40代の男性教授が、医師派遣を巡って複数の医療機関から不正に報酬を受け取っていたとして昨年11月に懲戒解雇処分となった問題で、この教授は2011年から約8年間で、外部の医療機関から少なくとも1億8898万円の報酬を受け取っていたことが31日、北海道新聞が同大に情報公開請求した内部資料で分かった。医師派遣に関わる「確認作業」や「待機料」の名目で報酬を受け取っていた。開示されたのは、この教授に対する懲戒説明書など。説明書は教授が懲戒解雇された19年11月15日に交付され、それによると、教授は18年10月~19年9月、医師派遣に関わる「確認作業」の名目で1機関から月12万~15万円、計165万円を受け取った。また11年6月~19年9月、「待機料」の名目で、少なくとも7機関から計1億8733万円を受け取った。

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