東京都墨田区、コロナの重症回復者の転院支援


東京都墨田区は、新型コロナウイルスの症状が改善した重症患者の感染症指定医療機関からの転院を支援する。一般病床への受け入れに対して補助金を出して受け入れ先を確保する。病床が逼迫する中、新たな重症患者のための病床を確保しやすくする。高齢の重症者らは、症状が回復しても体力の低下などですぐに退院できないことがある。ただそのままでは新たな患者の受け入れに支障が出る。墨田区内で唯一の感染症指定医療機関である墨東病院では、回復して人工呼吸器などが不要となったものの、入院している患者が複数いるという。墨田区はすでにコロナ患者を受け入れている区内7つの病院を念頭に、病床確保のための補助金として7000万円を補正予算案に計上。1月下旬から始まる区議会に提出する。墨東病院からの転院がスムーズに進めば、新規患者の受け入れ先が見つからない「たらい回し」などの問題が改善できるとみている。

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