県は、県や中核市の要請に応じて新型コロナウイルスの感染者対応に当たるなどした医療機関に対し、最大４０００万円を補助する事業の申請受け付けを始めた。９日の医療調整本部会議で報告した。申請期限は３１日。補助対象は、感染症指定医療機関や帰国者・接触者外来を設けた医療機関。県の緊急事態措置が解除された５月１５日までに県や中核市から設置の要請を受けたことが条件となる。補助額は今年４月と昨年４月の外来患者数の減少数に応じて区分した。減少数が３０００人以上の場合は４０００万円、２０００人以上３０００人未満は３０００万円、１０００人以上２０００人未満は２０００万円、１００人以上１０００人未満は６００万円、１００人未満が１００万円。昨年４月の外来患者数が極端に少なく、今年４月時点で増えた場合でも１００万円を補助する。補助事業は、感染者や感染疑いがある患者の診療を行う医療機関の診療態勢を支援することが目的。県庁内の県新型コロナウイルス対策本部医療対策班に郵送で申請する。問い合わせは同対策班（電話０２４・５２１・８６８１、平日午前８時３０分～午後５時１５分）。