カテゴリー:九州
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君の「助けて」応えたい 吃音の児童などへ学習支援 長崎で開設
長崎市の言語聴覚士、西野章子さん(44)が、言語発達や吃音(きつおん)などの障害がある子や不登校の児童生徒の学習を支援する「こども言語相談室コトコト」を同市本原町に開いた。西野さんは「夏休み明けから学校での学習が難しくなり、行事などで人前で話す機会も増える。そうした中で発音の不明瞭さが出てしまい、 -
「医療的ケア児・者」約2割、自力避難できず 電源確保急務 福岡県
人工呼吸器など日常的に介助が必要な「医療的ケア児・者」を巡り、福岡県の服部誠太郎知事は17日の県議会で、県内で人工呼吸器が必要な医療的ケア児・者の約2割が災害時に自力避難できない可能性があることを明らかにした。新政会の中村香月議員(久留米市・うきは市区)の一般質問に答えた。 県が2022年度に実施 -
副作用や死亡要因疑い後も中止せず ハンセン病患者に開発中の薬投与
熊本県合志(こうし)市の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」で第二次世界大戦中から戦後にかけ、開発中の薬剤「虹波(こうは)」が入所者を対象にした臨床試験として投与され、試験期間中に9人が死亡し、うち2人が投与との因果関係が疑われることが同園の調査で判明した。投与後に激しい苦痛を伴う複数の -
【福岡県薬が実証事業】医薬品ボトル再資源化検証‐卸の協力で薬局から回収
ボトルから粒状のプラスチックペレットを生成する福岡県薬剤師会は、福岡県等と連携して、医療用医薬品のバラ錠が入ったプラスチックボトルの再資源化や再製品化を実証する日本初の事業に取り組んでいる -
子育ての医療相談をスマホで 長崎・南島原市が「産婦人科・小児科オンライ…
出産や育児を支援しようと長崎県南島原市は産婦人科・小児科オンライン相談を今月から導入した。スマートフ… -
宮崎大、ロコモ予防ロボット開発 人工股関節リハビリに効果
ロコモティブシンドロームの予防効果が見込めるエクササイズロボット「LOCOBOT(ロコボット)」を開発した宮崎大工学部と医学部の研究グループは2… -
長崎大、腹腔内での「細胞シート」手術に成功 再生医療で世界初
患者自身の細胞を用いて作成した「細胞シート」を十二指腸腫瘍の治療に応用する新方式の手術に、長崎大の金… -
遺体1000体と向き合い15年…84歳警察医に飯塚署が感謝状
福岡県警飯塚署は、長年にわたって遺体を検視する検案嘱託医を務め、3年前からは留置人の健康診断などを行う警察医としても警察業務に貢献したとして、武富内科医院(飯塚市飯塚)の… -
手掌多汗症の新薬の臨床試験終了 久光製薬
久光製薬(鳥栖市、中冨一榮社長)は27日、手のひらに多量の汗をかく「原発性手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」に対する治療剤「オキシブチニン塩酸塩」の新薬承認に向け、臨床試験の最終段階である第3相試験を終えたと発表した。長期投与試験を経て、2022年度中の製造販売承認申請を目指す。 第3相試験は20年10月に開始を発表していた。患者に薬剤を投与し、プラセボ(偽薬)を使った対照群と比較したところ、主要評価項目である、「治療前より発汗量が50%以上改善した患者の割合」を達成した。 -
佐賀県防災ヘリと好生館連携訓練 映像伝送による情報収集訓練も
佐賀県は23日、今月28日から運行開始する消防防災ヘリコプターによる傷病者の搬送や情報収集の訓練を実施した。防災ヘリは救急医療専用のドクターヘリの代替としての活用も想定しており、県医療センター好生館の屋上ヘリポートに離着陸し、傷病者の引き継ぎなどの連携を確認した。 好生館では、傷病者に見立てた人形をストレッチャーでヘリに運び、医師への受け渡し手順を確かめた。24日は佐賀大医学部附属病院で訓練する。