カテゴリー:近畿
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iPS細胞でパーキンソン病改善 京都大学、患者の脳に移植治験
京都大学医学部付属病院は、パーキンソン病患者にヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した神経細胞を7人の脳に移植した臨床試験(治験)で… -
iPS細胞使ったパーキンソン病治療、実用化に大きく迫る成果 京都大学医学部付属病院の治験
京都大学医学部付属病院は、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した神経細胞をパーキンソン病患者7人の脳に移植した臨床試験(治験)で、ドーパミン分泌などの有効性と安全性を確認できた、と発表した。実用化に大きく迫る成果で、保険診療に向け、医療現場で使う医薬品としての製造販売承認の申請を本年度内に行う方針。■安全・有効性確認、意義大きく 今回の京都大学医学部付属病院の治験結果は、iPS細胞を使った再生医療が保険診療下で行われる治療の有力な選択肢となり得ることを示す成果だと言える。人体でもとりわけ複雑な組織である脳への移植で安全性と有効性を確認できた意義は極めて大きい。 パーキンソン病の既存の治療薬はドーパミン補充が主な目的で、神経細胞が失われるのを止める根本的な治療法はなかった。治験では全6例で移植した細胞が定着し、ドーパミンの -
失語症 数把握しづらく進まぬ支援 言語聴覚士「まずは知って」
脳梗塞(こうそく)や脳卒中などの脳疾患や交通事故などによる脳損傷で話したり聞いたり、文字の読み書きができなくなる「失語症」は、当事者の日常生活に大きな支障を及ぼす。近年、失語症者の意思疎通を助ける支援者派遣の制度ができ、滋賀県内でも支援者の養成講座が催されているが、派遣自体は進んでいない。失語症者 -
伊勢で7月7日「地域難病相談会」 三重県とNPO三重難病連
【伊勢】治療法が確立されていない難病患者やその家族らに向けた「地域難病相談会」が、7月7日午後1―3時、三重県伊勢市勢田町の県伊勢庁舎で開かれる。医師や患者当事 -
再生医療などの医療開発と最先端治療、一つ屋根の下で 大阪に新施設
大阪府や大阪大、経済界などでつくる「未来医療推進機構」は12日、大阪市北区中之島エリアに整備していた再生医療などの産業集積を目指す拠点「Nakanoshima Qross」(中之島クロス)の内部を報道陣に公開した。29日にグランドオープンする。 中之島クロスは地上16階の高層棟と同11階の低層棟で -
細胞を光で制御、がん治療への応用に期待 – 阪大・産研
大阪大学 産業科学研究所は、2024年2月27日(火)に行われる「第2回 産研・工学研究科 定例記者発表」にて、「細胞を望みの配置に並べて調べられる光応答性培養基材の開発」について発表する。 記者… -
アオサ成分で動脈硬化抑制 鈴鹿医療大、江南化工、三重大が研究成果発表へ
【鈴鹿】三重県の特産品の一つ「アオサ海苔(のり)(ヒトエグサ)」に含まれる水溶性食物繊維「ラムナン硫酸」に、動脈硬化を抑制する作用があることが、鈴鹿市の鈴鹿医療 -
梅の種をスイーツに 傘はAEDシートへ、再利用で価値アップ、和歌山
廃棄されていたものに手を加え、製品として生まれ変わらせる「アップサイクル」が注目されている。紀南でも意外なものが、再利用により付加価値を高め大変身している。■梅の種→スイーツ 和歌山県田辺市上芳養のレ… -
梅肉エキスが「高血圧を予防」 和歌山で研究グループが発表、心疾患の合併症抑制も
テンプル大学(米国)や大阪河﨑リハビリテーション大学(大阪府貝塚市)、和歌山工業高等専門学校(和歌山県御坊市)の研究グループは13日、梅肉エキスが高血圧予防や心血管の合併症を防ぐことに有効であることが… -
iPS細胞から高品質の軟骨細胞作製 京都大学などのグループ成功
ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から高品質の軟骨細胞を作製することに成功した、と京都大学iPS細胞研究所などの研究グループが発表した。…