ワクチン接種会場への看護師派遣を特例容認…来年2月まで


新型コロナウイルスのワクチン接種に従事する看護師・准看護師を確保するため、厚生労働省は13日、へき地以外は原則禁止となっている労働者派遣法に基づく看護師らの派遣を、ワクチン接種会場に限り来年2月末まで特例的に認める方針を決めた。労使の代表者らで構成する労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会で同日、了承された。学校や公民館などに設置されるワクチン接種の特設会場は医療機関の扱いとなる一方で、労働者派遣法では医療機関への看護師らの派遣を認めていない。しかし同省の調査では、ワクチン接種を担う看護師不足が深刻化しており、同省は今月1日、へき地での看護師らの派遣を解禁していた。今回は、来年2月までの特例措置として特設会場やクリニックなどのワクチン接種会場への看護師らの派遣を認める方針で、同省は今後、労働者派遣法の施行規則を改正する。

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