来月5日からPCR窓口設置 栗原市医師会、小学生以上に唾液検査


宮城県栗原市医師会は、新型コロナウイルスPCR検査の外来窓口「栗原地域外来・検査センター」の運営を10月5日に始める。宮城県が各保健所圏域への整備に向けて調整を進める地域外来・検査センターの初の運営ケースとなる。 新型コロナの冬場の再流行に備えた対策で、感染が疑われる患者の市内各医療機関での診察を避けること、圏域の帰国者・接触者外来の負担を軽減することなどが狙い。 栗原市のセンターは市医師会の臨時診療所という位置付けで、医師会と市立栗原中央病院の医師が輪番で担当する。対象者は市内の医療機関で感染の疑いがあると判断された小学生以上で、検査は日曜祝日を除く週6日の実施が原則。 センターでは唾液による検査を行い、1日最大5人程度の診察を見込む。開設場所は現場の混乱を避けるため公表しない。 市医師会は、県栗原保健所、市立栗原中央病院と調整を進め、25日の臨時総会で臨時診療所の運営に関する定款変更を全会一致で可決。28日の会合で実施内容の詳細が固まった。 市医師会の宮城島堅会長は「栗原市ではまだ感染者が確認されていないが、市民は検査の門戸が広い方が安心できる。かかりつけの医師に気軽に相談してほしい」と話す。

関連記事

ページ上部へ戻る