健康相談 無料で応えます 街なかに「保健室」開設 宇都宮で有志の看護師ら


栃木県看護協会前会長の渡辺(わたなべ)カヨ子(こ)さん(65)らは1日、無料で健康相談などに応じる「サロン みんなの保健室」を宇都宮市伝馬町に開設した。「コロナ禍の今こそ、普段感じている体の悩みや不安を気軽に相談できる学校の保健室のような場所を街なかにつくりたい」と渡辺さんが医療関係の有志らとともに立ち上げた。今後は週3日、相談を受け付ける。サロンにはボランティアの看護師や保健師、助産師などが1日2人ずつ、交代で常駐。生活改善のアドバイスや症状別の病院の選び方、育児などの相談に応じる。サロン内には、筋肉量や体内の水分量などを測定できる体組成計も設置した。定期的に測定することで、生活の改善や健康の維持に役立ててもらう。初回の測定は無料だが、2回目以降は1回500円かかる。最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、病院に行きづらいという人も少なくない。サロンの代表を務める渡辺さんは「病気についての悩みでも、病院に行くほどでもないと思うことでも、気になったことは何でも気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。サロンは祝日を除いた毎週火、水、木曜日の午後2~6時に開設する。相談の予約は不要。(問)同サロン028・601・7005。

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