沖縄の医療従事者、PCR検査の技術や知識学ぶ 臨床検査技師会が研修会


沖縄県臨床検査技師会(手登根稔会長)は23日、うるま市のAVSS(エーヴィス)沖縄研究所でPCR検査の実地研修を行った。県内の医療従事者ら12人が、自身の唾液などを検体にして検査を体験。検査に必要な知識や技術を学んだ。同様の研修会は7月以来、2回目。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府は検査体制の拡充を打ち出しているが、検査を手掛ける検査技師が不足している。手登根会長は「PCR検査を行うためには、専門的な知識や技術が必要で、検査機器だけ増やしても宝の持ち腐れになってしまう」と指摘し、検査技師育成の重要性を強調。「今後さらに(検査の)ニーズが高まると予想される。定期的な研修を行い、育成に努めたい」と話した。参加した県内の医療機関に勤める金城正樹さん(42)は「実際に作業しながらだったので、検体の処理の仕方など、細かな作業が学べた。勤務先の同僚にも学んだ知識や技術を伝えたい」と話した。

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