新型コロナ対策「下田モデル」 検温で37・5度以上→帰宅促す


下田市は16日、海水浴場開設を前に公表した新型コロナウイルス対策「下田モデル」について臨時記者会見を開いた。松木正一郎市長はあらためて観光客に出発前や滞在中の検温を求め、37・5度以上の人は帰宅を促すとし、「体温が37・5度以上ある方は、来ていただかないでほしいというメッセージ。人を呼ぶ観光地としてはチャレンジだ」と強調した。
 「下田モデル」で導入される市内最大の白浜大浜海水浴場(23日開設)でのリストバンド式の入場券は、検温をした宿泊施設、もしくは現地で渡される。3色のリストバンドを用意し、1日ごとに色を変えて、宿泊滞在者にも毎日の検温を要請する。23日から8月31日までは、伊豆急下田駅の降車客をサーモグラフィーで観察し、37・5度以上が疑われる人には健康相談の上、帰宅を促す。
 また、市観光協会は同日、市や保健所と連携してまとめた飲食店・宿泊施設向けの感染防止策集をホームページで公表した。飲食店のテーブル上の調味料は使い回さないことや、効果的なついたての設置法など、細かなケース別の対策が盛り込まれている。

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