岡山県が熊本に合同保健師チーム 避難所のコロナ対策をサポート


岡山県と岡山、倉敷市は10日、豪雨による大規模な浸水被害を受けた熊本県人吉市に合同の保健師チームを派遣した。メンバーを入れ替えながら8月4日まで、被災者の健康管理や避難所の衛生対策に取り組む。 現地の避難所では、新型コロナウイルス対策も必要になっているが、専門の職員が不足しているため、厚生労働省を通じて熊本県から応援要請があった。合同チームは西日本豪雨や熊本地震の被災地で活動経験のある職員を中心に編成し、期間中に計6チームを派遣する予定。 第1陣は岡山県と倉敷市の保健師ら4人。県庁であった出発式では、伊原木隆太知事が県職員2人を前に「災害関連死を防ぐ上でも保健師のサポートは重要。西日本豪雨の支援に対する恩返しの気持ちを胸に活動してほしい」と激励。県備前保健所の立石恵美子副参事は「避難所でのクラスター(感染者集団)発生を防ぐためにも、住民の体調の変化に気を配りながら業務に当たりたい」と話した。 4人はこの日午後に現地入り。熊本県庁や人吉市役所で説明を受け、11日から活動する。

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