認知症「神戸モデル」1年 無料検査申し込み想定の3倍 課題は救済金の財源


認知症と診断された市民が事故やトラブルを起こした場合、市の見舞金や賠償金で救済する「神戸モデル」が4月で本格導入から1年を迎えた。既に3件で事故救済の支払いがあり、認知症の診断が無料になる制度の申し込みは想定の3倍近くに達する見込みだ。費用は市民税でまかない、本人や家族らを広く支えようとする発想が市民から受け入れられている。「社会全体で認知症の人を守ってもらえている感じがする」。神戸市内の女性(56)は、認知症の父親(84)のトラブルで補償を受けた経験を振り返る。

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