コロナ変異株検出のPCR試薬、4月13日発売へ タカラバイオ


タカラバイオは30日、新型コロナウイルスの変異株を検出するPCR試薬を4月13日から発売すると発表した。国内でもまん延が懸念されている英国株や南アフリカ株・ブラジル株への感染の有無を2種類のキットを用いて1時間以内に判別する。同試薬では、変異株への罹患の有無に加え、感染したのが英国株か南ア株・ブラジル株かを検知できる。南ア株とブラジル株のどちらかは判別できないという。変異株に特徴的なウイルスの一部の変異「N501Y」や「E484K」を区別し、検出することで検知を可能にした。国内の疫学調査を手掛ける研究機関などに販売する。価格は検査100回分で税別11万円から。変異株に対応した試薬は、スイス製薬大手ロシュや島津製作所も開発している。

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