大塚製薬、大阪に研究所 再生医療やデジタル創薬


大塚製薬は25日、大阪府箕面市に新薬の研究所を設けると発表した。2022年夏の開所を予定する。再生医療やデジタル創薬などの基礎研究に活用する。同社が連携する大阪大学や神戸市の理化学研究所の研究拠点に近く、地理的な利便性をいかして人の往来を活発にし、研究効率を高める。新しい研究所「大阪創薬研究所」(仮称)は徳島市と大津市に続き、国内で3番目の基礎研究拠点だ。低分子医薬品に加え、バイオ技術やデジタル創薬の研究施設とする。他企業や研究機関との連携の場としてオープンラボなども設ける。工費は公開していない。大塚製薬は16年に理化学研究所の多細胞システム形成研究センター(現生命機能科学研究センター、神戸市)と再生医療について連携。17年には大阪大学と免疫研究の分野でも連携している。大阪に研究所を設けることで大阪大などと交流しやすい環境を整える。

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