デリバリー型PCR検査スタート、寝屋川市


新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、寝屋川市が今月から府内自治体で初めてデリバリー型で行うPCR検査の支援事業がスタートした。市保健所では「PCR外来の混雑を避け、できるだけ市民の負担と感染リスクを下げていきたい」としている。市によると、感染が疑われる人の自宅にバイク便でPCR検査の検体容器を届け、検体となる唾液を採取してもらい、市が回収して検査に回す。新型コロナに関しては市民が発熱などで感染が疑われる場合、かかりつけ医から市保健所のPCR外来に予約が入り、検査を受けてもらう。市は電車やバスなど公共交通機関を利用しないよう呼び掛けているが、マイカーを持たない人もおり、市中で感染を拡大させる可能性があった。市によると、検体容器の送付・回収の依頼はまだ数件だが、けがで外出が困難な人などから申し出があるという。検体を回収した翌日か翌々日には結果が分かり、費用は行政検査のため市の負担となる。市は高齢者や障害者施設のスタッフ約千人を対象にした2週間に一度のPCR検査も近く開始する。

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