遠隔で国産手術支援ロボ「ヒノトリ」操作 藤田医大が施設開設


豊明市の藤田医科大は、初の国産手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」の訓練や遠隔手術の実証実験を行う施設「メディカロイド インテリジェンス ラボラトリー 名古屋」を学内に開設し、十四日に開所式を行った。施設は、同大とロボットを開発した医療機器メーカー「メディカロイド」(神戸市)が共同運営する。国内では、神戸大に続き二カ所目の訓練施設となる。ヒノトリは、手術器具や内視鏡を取り付けた四本のアームが特徴で、医師は内視鏡の立体画像を確認しながら、離れた場所から手術できる。医師でもあった漫画家の手塚治虫氏の代表作にちなんで名付けられた。春ごろに同大病院の泌尿器科で治療に活用することを目指す。宇山一朗教授は「操作しやすく小柄な体形の患者に使いやすい。国産なので日本の外科医の意向がダイレクトに反映できる」とメリットを話す。同大では、同大病院と分院の同大岡崎医療センター(岡崎市)にも購入予定。三カ所をつなぎ、遠隔手術の実験もしていくという。開所式で、同大の星長清隆理事長は「遠隔操作ができる特徴を生かし、病院で使ってその有用性を証明していきたい」とあいさつ。大村秀章知事は「次世代医…関連キーワード

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