新型コロナ用の発熱外来棟が稼働 患者分離で院内感染防止を徹底 京都・南丹の医療センター


新型コロナウイルスの感染が全国で拡大する中、京都府南丹市八木町の京都中部総合医療センターは、発熱外来棟を駐車場敷地に設けた。一般患者と発熱などの症状がある患者を完全に分離し、院内感染の防止に役立てる。約30平方メートルの平屋で14日に運用を始めた。普段よりも高い熱がある場合や、鼻水、味覚異常などのコロナが疑われる症状がある人を診察する。1日に数人~10人程度の利用を見込む。高性能な換気装置を配備した他、患者が来るたびに施設内を消毒し、窓を開けての換気も徹底する。従来は、ごく短時間ながら、熱などの疑いがある人が一般患者と同じ廊下を使う場合があった。外来棟の新設により、発熱患者は院内に立ち入らなくなる。金政秀俊消化器内科部長は「院内感染の防止や、他の患者の安心感につながる」とする。第3波の到来で、同センターの医師や看護師らの負担感も増している。辰巳哲也院長は「不要不急の往来を控え、マスクや手洗いも励行するなどして、予防に気をつけてほしい」と促す。平日の午前8時半~同11時に電話をしてから行く。問い合わせは0771(42)2510。

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