認知症 地域で支えて 症状や心構え紹介 諫早総合病院


認知症の症状などを専門医らが紹介する講演会「レッツトライ! 正しく知って認知症ワン・チーム」が1日、諫早市小長井町の小長井文化ホールで開かれ、約50人が熱心に耳を傾けた。講演会は、同市の諫早総合病院認知症疾患医療センターが初めて企画。同センターは認知症の早期診断、発見や専門医による相談、地域支援活動に取り組み、年間1500~2千件の相談を受け付けている。同病院の長郷国彦院長は「気になるような物忘れがあったら、早めに受診してほしい。地域みんなが『ワン・チーム』となり、認知症の人を支えることが大切」と述べ、コロナ禍でも社会的なつながりを維持する必要性を指摘した。この後、同病院の認知症看護認定看護師や臨床心理士らが認知症の人の心理状態や家族ら援助者の心構え、相談先などを説明した。

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