臨床に強い医療人に 国際医療福祉大学 佐賀市で特別講演会


国際医療福祉大学による特別講演会とミニオープンキャンパス(佐賀新聞社共催)が12日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。今年4月、大川キャンパス(福岡県大川市)に新設した福岡薬学部の武田弘志学部長らが感染症対策と医療の最前線をテーマに講演し、進学を考える高校生に薬剤師や臨床検査技師の役割につい説明した。武田学部長は感染症の歴史を紹介し、日本で結核の感染者が急激に減少したのは治療薬の開発が背景にあったことを説明した。薬の効果や副作用に気づくために、薬剤師にとっては、血圧や脈拍などのバイタルサインを解析する能力が重要となるとした。武田学部長は、大学の教育方針にも触れ「リサーチマインド(研究心)を持った、臨床に強い医療人としての薬剤師を育成している」と述べた。永沢善三・医学検査学科長は臨床検査技師について、遺伝子検査のほか、血液検査など幅広く行い、医療に貢献していると説明した。講演後、ミニオープンキャンパスが行われ、大勢の高校生や保護者が熱心に個別相談していた。(松田美紀)

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