県西部の救急救命士 新型コロナ対策学ぶ 高岡市消防本部


高岡医療圏・砺波医療圏の合同救急救命士再教育研修会が七日、高岡市消防本部であり、救急隊員の新型コロナウイルス感染対策について、県西部の救急救命士十九人が理解を深めた。県新型コロナウイルス感染症対策協議会ワーキンググループ会員の県厚生連高岡病院総合診療科・感染症内科の狩野恵彦(しげひこ)診療部長が講義した。狩野部長は、どんな患者でも感染症疾患を持つとして対応する標準予防策を解説。マスク着用、手洗い励行、体調が悪い人はすみやかに休むという基本の重要性を指摘した。また、心肺蘇生や気管内挿管、吸痰(たん)など患者の状態、地域の新型コロナの流行状態からN95マスク(微粒子用マスク)やゴーグル(フェースシールド)、ガウンなど防護具の装着の必要性も説明した。狩野部長は「患者が新型コロナに感染しているものとして対処し、たとえ相手が感染していても自分が感染しないようにすることが大事。手洗いはシンプルだが一番強力な予防方法」と強調した。 (武田寛史)関連キーワード

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