ネット通じて、ヨガ楽しむ 「国際ヨガデー三重」 多気町拠点にライブ配信


国連が定める「国際ヨガの日」の21日、三重県内のインストラクターらが多気町五桂の万協製薬第5工場を拠点に、ウェブ会議システム「ズーム」などを活用してヨガに親しむイベント「国際ヨガデー三重」をライブ配信した。新型コロナウイルス感染症の影響でイベントの自粛ムードが広がる中、「こんな時だからこそヨガで元気になってもらいたい」とリモートでの開催に踏み切った。県内のインストラクターらでつくる実行委員会が、ヨガを気軽に楽しんでもらおうと平成29年に始め、今年で4回目。昨年までは松阪市の中部台運動公園で開催していた。協賛企業の万協製薬で撮影し、ズームとフェイスブックでイベントの様子を配信した。配信は午前5時半に開始。記念式典では、祝詞を読み上げた後にヨガを実施した。女性インストラクターら7人がV字型に並んだ状態で両手両足を床に付けて尻を上げる「犬のポーズ」や、背中を反らせる「コブラのポーズ」などさまざまなポーズを取った。記念式典のヨガには、インターネットを通じて県内外の約40人が参加。指南役の女性インストラクターはマイクを通じて参加者に「近くにクッションやブランケットがあれば下に敷いて」「深く吸ってゆっくり吐いて」などと呼び掛け、ポーズの説明をしていた。実行委代表の小倉杉絵さん(42)は「新型コロナウイルス感染症で精神的にやられている人もいるので、ヨガをやったほうがいいと考えた。県内全域から一つの場所に集まるのは難しいため、これからはリモートが当たり前になってくるのではないか」と語った。

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