新型コロナウイルスとインフルエンザとの同時流行に備え、大和市は８０歳以上の高齢者を対象にインフルエンザの予防接種を無料にする方針を決めた。２８日に開会する市議会定例会に、関連費２５００万円を計上した２０２０年度一般会計補正予算案を提出する。
インフルエンザは、毎年１２月から３月に流行するが、今季は新型コロナの感染拡大もあり、医療現場での混乱が予想されている。政府は２６日、重症化リスクが高い高齢者らに優先的に予防接種を受けてもらう方針を決めた。
市は５３６８円の予防接種費用のうち、自己負担分２千円について８０歳以上は無料にする。実施期間は１０月１日から１２月３１日。事前の手続きは不要で、市内１０５の協力医療機関で保険証を提示すれば受けられるという。
