発達障害のある子どもらとのよりよい関わり方や、一人一人の個性に合わせた指導法を考えるセミナーが十七日、湖西市鷲津のどうぞ事務所であった。事務所で月一回、障害児との関わり方について相談を受け付けている作業療法士山本洋人さん（３３）＝同所＝が講師を務め、内容別に五講座が開かれた。手先が不器用な児童生徒への接し方を伝える講座には、教育関係者ら四人が参加した。山本さんは周囲の環境や、本人の発達段階に合わない指導が子どもの苦手意識をつくる原因になっていると解説。「集中できる環境や、達成感を与える指導があれば、苦手意識や不器用さは改善する」と語った。発達障害のある子どもの家族や保育、教育関係者らを対象にした山本さんの相談会は二十三日午前九時半〜十一時半、同事務所で開かれる。参加費五百円で、事前予約が必要。会場では、就労する障害者や家族、受け入れ企業の担当者らを対象にした体幹体操の講座も同時開催する。（問）事務所＝０５３（５４８）４５９８（鈴木太郎）関連キーワード

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