新発田にPCR検査センター 1日最大10件を検査


全国で新型コロナウイルスの新規感染者が増加している中、感染を調べるPCR検査センターが新発田市内に設置され、3日から予約に応じて検査する体制が整った。患者が車に乗ったまま検体を採取する「ドライブスルー方式」を採用し、1日最大10件を検査できる。 新発田地域PCR検査センターは、県が設置。新発田北蒲原医師会に所属する医師19人が中心となって運営する。検査は当面、週3日、月・水・金曜の午後に行う。場所は非公表。 検査対象は、新発田保健所管内の新発田、阿賀野、胎内、聖籠の3市1町の医療機関で受診し、医師が必要だと判断した患者。比較的軽症などの条件を満たす場合、同センターで検査を受けられる。 1日には、協力する医師や看護師が同センターでデモンストレーションを行い、最終確認した。車の窓を開けるタイミングや感染防護服の着用手順などを一つ一つ入念に点検。炎天下に防護服を着たスタッフは、汗まみれになりながらも、細かな部分まで徹底して確認を繰り返した。 新発田北蒲原医師会の原秀範副会長(64)は「クラスター(感染者集団)をつくらないように、ドクターだけでなく看護師、誘導員、事務員のみんなで運営していく」と力を込めた。

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