セカンドオピニオン 理解深める 岡山県難病団体連絡協フォーラム


岡山県難病団体連絡協議会は23日、主治医以外の医師に治療方針など意見を求める「セカンドオピニオン」をテーマにしたフォーラムを岡山市内で開いた。医療関係者が仕組みや意義を解説し、患者や家族、支援者ら約50人が理解を深めた。 岡山中央病院脳神経内科部長の真辺泰宏医師が講師を務め、「医療が進歩して治療法の選択肢が増え、患者が迷ってしまうことはよくある」と指摘。「より納得して治療に臨めるよう、気兼ねなく相談してもらいたい」と求めた。セカンドオピニオンの受診は公的医療保険の対象外になるため、高額になりやすい点も説明した。 岡山赤十字病院の医療ソーシャルワーカー(SW)宗好祐子さんが、医師に伝えづらい場合はSWらに相談するよう呼びかけたほか、県の担当者は本年度から難病患者に交付されている「登録者証」について、障害福祉サービスを受ける際に改めて診断書を入手しなくてもよくなった利点などを紹介した。 フォーラムは患者や家族らの不安解消や、難病への理解を深める狙いで同協議会が年1回開いている。

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