京都府舞鶴市は、健康づくりを支援する活動を広める「まいづる健やかプロジェクト」に登録する企業・団体を募集している。運動や食事などの取り組みをインターネットで発信し、オリジナルのロゴマークの使用を許可する。同市は生活習慣病のリスクが高い人の割合が府内の市でも多く、取り組みの輪を市民の健康的な生活環境の向上につなげていく。市は2014年度の健康診査受診者のうち、高血圧や糖尿病などのリスクが高い特定保健指導対象者が16%で府内15市の中でワースト1位。18年度はワースト5位の11・8%まで改善したが、特定健診受診者のうち、メタボリック症候群の割合は20・2%と最も高かった。
市は「明確な原因は分かっていないが塩分の高い食事が一因となっている」と推測する。
プロジェクトでは舞鶴にちなんだ健康体操や野菜たっぷりの減塩ランチメニューの開発提供、従業員の健康づくりなどに取り組む企業や団体を募る。
登録すると、万願寺とうがらしや佐波賀だいこんなどの特産品をあしらったロゴマークを使用できる。各団体は体操動画などのコンテンツを作成し、市が文章や画像などを掲載できるウェブサービス「note」で20日から発信している。
市健康づくり課は「事業所には企業イメージを宣伝するメリットがある。市民に取り組みを広げ、健康への意識を高めていきたい」としている。