大分大医学部に「地元枠」 九州初、一般選抜で導入


 大分大(大分市)は28日、2021年度入試の医学部医学科一般選抜(前期)で「地元出身者枠」を設けると発表した。医学部のAO入試で地元枠を設ける大学は多いが一般選抜で地元出身者枠を設けるのは、九州の大学では初めて。

 大分大によると、大分県内での医師不足解消が大きな狙い。一般選抜(前期)の募集人員は65人で、21年度からは一般枠55人、地元出身者枠10人に振り分ける。地元出身者枠の出願資格は、県内の高校卒業者などで、大学卒業後3年間、大分大付属病院など県内で勤務できること。

 医学科ではほかに総合型選抜(旧AO入試)で35人を募集。うち13人が地域枠で、卒業後はへき地を含め9年間の県内勤務を義務付けている。 (稲田二郎)

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