難聴者や家族を対象に、補聴器の選び方や、側頭部に装置を埋め込む人工内耳の知識を学ぶ勉強会が26日、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ってオンラインで開かれる。
佐賀県伊万里市の山口学さん(50)、真丘さん(39)夫妻が昨年10月に立ち上げた「片耳難聴の会」の主催。長女友花さん(14)がおたふくかぜで左耳が聞こえなくなったのをきっかけに同会を発足させた。
人工内耳を装着する友花さんは「大きな声や音が聞こえると左耳が痛くなる。騒がしい場所は落ち着いていられない」と話す。机を引きずる音やリコーダーの音に悩んでいるという。
勉強会は午後1時開始で、長崎大医学部の神田幸彦臨床教授が補聴器や人工内耳手術の現状を説明し、各メーカーが商品を紹介する。会話内容は画面に文字で表示される。
参加費2000円。25日までにチケットの購入ページ=https://katamimi.peatix.com/=で申し込むと、ズームのIDが送られる。問い合わせは山口真丘さん=maote0440@gmail.com (梅本邦明)