九大次期学長に石橋氏


 任期満了に伴う九州大の学長選考会議(議長・石原進JR九州特別顧問)が16日に開かれ、九大理事・副学長の石橋達朗氏(70)が選出された。医学部系の学長は現職の久保千春氏(72)に続いて2期連続。任期は10月1日から6年間。

 石橋氏は長崎県平戸市出身で、九大医学部を卒業。米南カリフォルニア大の研究員、九大大学院医学研究院の教授などを経て、2014年から4年間、九大病院長を務めた。

 選考会議では、九大の副学長で高等研究院長の佐々木裕之氏、九大理事・副学長の安浦寛人氏を含めた3人から将来構想などを聴取。合議ではまとまらず、委員16人の投票で石橋氏が10票を得た。9日の学内投票でも、石橋氏がトップだった。

 石橋氏は「経営者として国、地方自治体、企業との連携を強化し、新たな基盤を築き上げ、教職員、学生が安心して活躍できる環境の整備に取り組む」と抱負を述べた。 (四宮淳平)

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