左右対称に炎症、仕組み解明 関節リウマチなど 北大の研究グループ


■世界初 新たな治療法に道北大遺伝子病制御研究所長の村上正晃教授(58)=神経免疫学=らの研究グループは、体の片側の関節で起きた炎症が特定の神経回路を伝って反対側の同じ部位の関節に炎症を起こす分子レベルのメカニズムを、世界で初めてマウスの実験で発見した。左右対称に炎症が起きる関節リウマチなどの病気の新たな治療法につながる可能性がある研究成果だ。17日付の米医学誌の電子版で発表した。左右対称に生じる炎症は従来、神経系が関わっていると考えられてきたが、そのメカニズムは分かっていなかった。

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