第2波備え、受診相談強化 県センター、7月から電話回線を倍増


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 県は24日、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に電話で応じる「受診相談センター」について、7月1日から現行の2回線を4回線に増設すると発表した。このほか、不安や予防法などに関する相談窓口を一元化し、フリーダイヤル「一般相談センター」を新設して同日から運用を始める。流行の第2波に備えて相談体制を拡充し、県民の不安解消につなげる。

 受診相談センターは4月6日に開設し、フリーダイヤル(0120)880006で24時間対応している。開設後1週間は急速な感染拡大に伴って問い合わせが殺到し、実際に相談に応じた件数は全体の4.3%にとどまった。回線がパンク状態となったため、県は流行時を見据えて回線を増やした。

 県健康福祉企画課によると、受診相談センターへの相談件数は6月22日現在、7539件を数える。県内では5月5日以降、感染が確認されていないため、現在は混み合っていないという。

 相談業務は専門業者に委託し、看護師などが応じる。センターは発熱などの症状や居住地を聞き取り、所管の保健所が相談者に折り返して連絡を取る。受診が必要と判断した場合、医療体制が整った県内17カ所の「新型コロナ感染症外来」につなぐ。

 一方、新型コロナの症状の有無に関わらず、予防法や生活一般に関する電話相談窓口は現在、県薬務・感染症対策室のほか各保健所の計6カ所で応じているが、保健所の業務の負担軽減などを図るため相談窓口を「一般相談センター」に一元化する。4回線での対応となり、フリーダイヤル(0120)567383で受付時間は毎日午前8時半~午後6時。

 聴覚や言語機能に障害がある人の相談については、平日午前8時半~午後5時15分に県薬務・感染症対策室のファクス023(625)4294で引き続き対応する。
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