対コロナ、特化研修開講 患者受け入れ増へ東北大


東北大(仙台市)の医療訓練施設が来年1月、宮城県内の医療機関向けに新型コロナウイルス対策に特化した研修を始める。感染拡大に伴う医療従事者不足解消を目指して基本的講義の他、人工呼吸器の使用法など実践的対応を学ぶ。担当者は「ノウハウがないとの理由から、患者受け入れに消極的な施設を後押ししたい」と話している。東北大の「クリニカル・スキルスラボ」が主催。医師や看護師への感染予防についてオンラインで講義するほか、人工呼吸器や人工心肺装置「ECMO(エクモ)」の操作の実習を対面で行う。医師、看護師のほか臨床工学技士らにも門戸を開く。施設に所属する荒田悠太郎助手は「コロナ対策に特化した定期的研修を期待する声が多かった」と説明。オンライン形式は人数無制限、対面は1回約20人が対象となる。

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