コロナ専用病院 都内に来月16日開設 要介護者、外国人ら受け入れ


東京都は26日、準備を進めてきた新型コロナウイルス患者の専用医療施設を、来月16日に開設すると発表した。都立府中療育センターの移転前に使っていた府中市内の建物に100床を設置し、当面は32床でスタートする。主に中等症以下で、介護が必要な人に加え、日本語や英語が話せない外国人ら、他の医療機関で対応が難しい患者を受け入れる。都内では9月、東海大医学部付属東京病院(渋谷区)が新型コロナ患者の専用病院として受け入れを始めた。専用施設として2例目となるが、都が運営するのは初めて。都立病院などから医師、看護師らスタッフ約50人を派遣し、対応に当たる。施設での患者の受け入れ状況を見ながら、順次、100床まで拡大するという。外来診療は行わず、入院患者のみを受け入れる。すべての病室に、室内の空気が外に漏れにくいようにする陰圧装置を取り付けたという。都の担当者は「対応が難しい患者の受け皿になることで、他の医療機関の負担をより軽減できるはず」と述べた。

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