音響機器大手のオンキヨーは、富山大学らとスマホアプリを活用したメタボリック症候群や糖尿病の予防・進行抑制について共同研究すると発表した。食事や運動の記録、生活習慣指導などをアプリを通じて1年間実施し、効果を検証する。オンキヨーはスポーツ選手向けに食事管理アプリなどを提供しており、共同研究を通じて一般消費者にも使えるアプリ開発につなげる。アプリ開発のキュアコード(富山市)も参画する。まず9月から運動や食事などを記録してもらう調査を実施。10月からアプリによる介入や、富山大研究者によるアドバイスなどの効果検証に移る。オンキヨーは主力の家庭用オーディオ事業が苦戦している。健康管理を新規事業として立ち上げたい考え。(岩戸寿)