軽症者はオンライン診療 厚労省、自宅療養に対応


厚生労働省は23日、軽症と無症状の新型コロナウイルス感染者について、オンラインでの診療や薬の処方を可能とする運用をまとめ、19日に都道府県などに通知したと発表した。感染が拡大した場合に、重症者向けに入院医療の提供態勢を確保するための臨時措置。厚労省によると、対面診療の結果、陽性と診断され、自宅で療養する患者が対象。診断した医師や情報提供を受けたかかりつけ医が、スマートフォンなどを使って診療する。高齢者や持病のある感染者は対象外。流行状況の変化などがあれば、廃止や変更をする方針。現在は感染を確認すれば、感染症法に基づき入院措置としているが、同省は今後、重症者の医療に支障が出る場合、軽症者や無症状者は自宅療養を原則とするとの方針を自治体に周知していた。

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