歯科での遠隔診療、初診も解禁へ 厚労省方針 痛み止め処方など想定


厚生労働省は新型コロナウイルスの流行期に限った特例として、歯科での電話やパソコンのインターネット電話を使った遠隔診療を初診から認める方針を固めた。公的医療保険を適用し、診療報酬は1850円(自己負担は原則1~3割)を軸に調整している。関係者によると、歯科は電話やテレビ電話を使った診療が再診に限って認められてきた。今回はこれを初診にも拡大。歯に痛みがあっても感染を危惧して受診を控える人に遠隔診療を行い痛み止めを処方するケースなどを想定する。過去の受診歴の有無は問わない。厚労省は新型コロナの感染防止のため、緊急性のない歯科治療の延期を検討するよう求める通知を出した。一方、医科では時限的にオンライン診療が初診から認められたことから、歯科でも同じ対応を求める意見が出ていた。【原田啓之】

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