介護施設での「みとり」促す 看護職員を配置で報酬上乗せ


介護保険サービス事業者に支払う「介護報酬」の2021年度改定に向け、厚生労働省は16日、有料老人ホームが終末期の高齢者のみとりに対応するため夜勤や宿直の看護職員を配置した場合に、報酬を上乗せする方針案を社会保障審議会の分科会に示した。夜間の医療態勢を充実させ、施設でのみとりを促す狙い。厚労省の19年度の調査によると、有料老人ホームで夜勤や宿直の看護職員がいるのは15%にとどまる。みとりの希望を受け入れていない施設に理由を複数回答で尋ねたところ、「夜間は看護職員がいないから」が63%と最多だった。

関連記事

ページ上部へ戻る