75歳保険料、4100円増 24年度平均、段階上げ


厚生労働省は13日、医療保険改革に合わせた75歳以上の保険料引き上げについて、激変緩和措置として2024年度は加入者1人当たり平均で年4100円にする方針を決めた。以降は段階的に上げ、25年度は1100円上積みされ年5200円となる。低所得層は据え置き、年収200万円程度の中間層は負担増を1年間猶予する。社会保障審議会(厚労相の諮問機関)部会で近く結論を出し、来年の通常国会で関連法改正案を提出する。保険料増は、原則42万円の出産育児一時金を50万円に増額することや、現役世代の負担を軽減する見直しが要因。

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