新型ウイルス ワクチン副反応情報を収集 三重病院がアプリ開発


【津】三重病院(三重県津市)は3日、新型コロナワクチンの副反応に関する情報を収集するアプリ「COV―Safe(コブセーフ)」を開発したと発表した。収集したデータをウェブサイトで公開している。病院によると、ワクチンの安全性に関する情報を把握することを目的に独自で開発。三重病院はコロナ禍以前から、感染症やワクチンの研究を積極的に進めてきた。全国的にも珍しい取り組みという。接種を受けた医療従事者が健康状態などをアプリに入力する。3日現在で「先行接種」を受けた約353人が入力。来週中にも県内で始まる「優先接種」を受けた医療従事者にも入力を依頼する。ウェブサイトには、副反応があった人数を接種後の日数や症状ごとにグラフで表示。「接種後に赤くなったり腫れたりする人は少なく、発熱は今のところ1%未満とまれ」などと、解説も記載している。アプリの開発を担当した菅秀副院長は「ウェブサイトを通じてワクチンの安全性に関する正しいデータを入手してもらいたい。今後はワクチンの有効性に関するデータも集めたい」と話していた。アプリは接種を受けた医療従事者に配信している。ウェブサイト(https://sites.google.com/view/cov-safe/)は一般向けに公開している。

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