千葉銀の私募債で病院に寄付 シー・エス・ランバー


木材加工のシー・エス・ランバーは、千葉銀行の医療機関支援私募債を活用し、千葉県東金市の浅井病院に100万円分を寄付した。寄付はマスクや防護服の購入など、新型コロナウイルス対策に充てる。同社の工場が東金市にあることなどから、千葉銀の仲介で寄付先が決まった。同病院は約460床で、内科や歯科、精神科などがある。コロナ患者は受け入れていないものの、感染が拡大し医療機関受診を控える動きが広がったため診療報酬が減少。医療資機材調達コストもかさんだ。4~5月の経常利益は前年同期比で6000万円近く落ち込んだ。千葉銀の私募債「医療に感謝債」は、発行企業が指定する医療機関に対し、千葉銀が発行額の0.2%の金銭か物品を引受手数料から寄付する。6月から取り扱いを始め15件の申し込みがあった。同病院を運営する医療法人、静和会の浅井禎之理事長は「応援してくれる企業がいることが励みになる」と話した。

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