救急医療にと10億円寄付の会社経営者に感謝状


救急医療の機能向上に役立ててほしいと大阪府に10億円を寄付した大阪市の会社経営、松島逸郎さんが21日、府庁で吉村洋文知事から感謝状を手渡された。10億円は、松島さんの意向を受けて、救急車や医療機器などの購入に充てられた。府によると、松島さんは急病で倒れた社員の救命にあたる救急隊員や病院スタッフの姿に感動し、平成28年1月にも5億円を府に寄付。さらに昨年4月、10億円を贈っていた。府は、この10億円で救急車やドクターカーといった緊急車両25台をはじめ、人工呼吸器、心肺蘇生に使う自動体外式除細動器(AED)などを購入。府内の医療施設や消防本部計27カ所に配備した。松島さんは「救急医療の現場で働くのは非常に大変だ。社会に役立ててもらいたい」と話した。

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