デザインで認知症サポート 福岡市、手引き策定


福岡市は6月9日、「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」を策定し、一般公開及び販売を開始した。「認知症の人にもやさしいデザイン」とは、認知症の人が自分の身の回りの環境を即座に理解でき、持っている能力を引き出すようなデザインのこと。認知症の人を含む多くの人が、より過ごしやすい環境を整える30のポイントをまとめた。このようなデザインを導入することで、認知症の人が居住する自宅や施設などだけでなく、外出先でも暮らしやすい環境の整備を促進することを目的としている。福岡市では「このような趣旨の手引きの策定は自治体初」としている。手引きは福岡市ホームページで見ることができ、電子書籍では無料販売、冊子では220円で販売している。実際に、市内の堤公民館でトイレの入り口や中にこのデザインが取り入れられている。認知症の人に行ったアンケートでは、元々あったデザインだと2割の人しか「ここはトイレです」と答えることができなかったが、デザインを改修した今では全ての人がトイレだとはっきり答えることができるという。福岡市では人生100年時代を見据えた持続可能な「健寿社会」をつくるプロジェクト「福岡100」のリーディング事業として、2018年より「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」を推進している。

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